もがく湘南の宝 J1残留争いと日本代表の間に立つ20歳の覚悟
J1の湘南ベルマーレはリーグ戦10試合を残して今季も残留争いに身を置く。若いチームのなかで、期待を集めながらも苦しんでいるのがFW石井久継(20)だ。
湘南の宝と呼ばれる存在だ。選手育成に優れるクラブにあって、日本代表主将の遠藤航と同じアカデミー(育成下部組織)育ち。中学生時代から各年代の日本代表に選ばれてきただけに、ファンもその成長ぶりを楽しみに見守る。
18歳以下のユースチームからトップチームに上がった昨季はリーグ戦14試合(278分)に出場して1得点。今季は11試合(220分)で1得点にとどまっている。
さらに、昨季は先発が1試合あったが、今季はなし。控え枠から外れる試合も続いた。「周囲が思っている以上に苦しい時期があって、今でも泣きたくなるぐらいきつかった」という。
ここ4戦はベンチ入りして交代出場の機会を得た。気持ちを立て直す途中だが、チームは5月11日の東京ヴェルディ戦以降、12戦連続で白星なし。「クラブのためにという気持ちはほかの誰よりも強い。力になれなくて悔しい日々を過ごしてきた」と振り返る。
クラブへの思い入れの強さは…
この記事は有料記事です。残り592文字有料会員になると続きをお読みいただけます。今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくは
神奈川:朝日新聞デジタル 2025-09-09 [
Edit / 編集]