自然と共生 那須千本松牧場、40年ぶりにレストラン新装 新メニューも
新築したレストランの外観=那須塩原市千本松で
ホウライ(東京)が栃木県那須塩原市で運営する「那須千本松牧場」は10月25日、レストランと売店を40年ぶりにリニューアルして営業を始めた。
旧レストランの向かいにガラス面を多用した木造平屋建て(床面積約1490平方メートル)を新築。4人掛け席を中心に約400席を備えた。壁材に牧場内の牧草を練り込んだほか、敷地内で湧く温泉水を温水給湯や床暖房に活用。1893年の創業以来の理念である「自然との共生」をさらに推し進めた。
新メニューのちぎりハンバーグ(セット)。ミンチ状の乳牛肉を鉄板で焼いて食べる=那須塩原市千本松で
レストランではジンギスカン料理など従来の人気メニューに加え、「千本松牧場牛100%ちぎりハンバーグ」(セット1980円から)を新発売。牧場内で乳供給の役目を終えた乳牛肉(ミンチ)を客自ら卓上の鉄板で焼き、6種のたれと合わせて楽しむ。乳製品や菓子など約450品目を扱う売店では、新装に当たり「ピュアミルクプリン」(85グラム、480円)を発売。旧レストランで人気だった「焼いて食べる牧場ミルクチーズ」(140グラム、1080円)は、リピーター客の要望を受けて売店でも販売を始めた。
寺本敏之社長は「農産物など地場商品も並べ、地元の人たちと一緒になって盛り上げたい。ここからいろんなことを発信していく」と抱負を述べた。旧施設は解体し、跡地を広場に整備した後、来年4月にグランドオープンする予定。(武藤康弘)
栃木:東京新聞 TOKYO Web 2024-11-04 [
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