史跡足利学校内で企画展「キリスト教宣教師と足利学校」 書籍など23点
足利学校が所蔵する実物の版画地図「東インド図」=足利市昌平町で
栃木県足利市昌平町の史跡足利学校内で6日、企画展「キリスト教宣教師と足利学校」が始まった。来年2月5日まで。
書籍や写真パネルなど23点を展示し、フランシスコ・ザビエル(1506~52年)らキリスト教宣教師らと学校の関係を紹介している。
「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と足利学校を世界に紹介した「フランシスコ・ザビエル書簡」(1549年)や、ザビエルらがもたらした情報を基に描かれた実物の版画地図「東インド図」(16世紀後半)、同じ宣教師のルイス・フロイス、ジョアン・ロドリゲスらの書籍などが並ぶ。2019年にローマ教皇フランシスコが上智大で講演した際、足利学校を取り上げたことなども紹介している。
同学校事務所の斎藤和行所長は「宣教師たちが足利学校を重視していたことを展示資料から知ってほしい」と話している。
問い合わせは同学校事務所=電0284(41)2661=へ。(梅村武史)
栃木:東京新聞 TOKYO Web 2024-11-08 [
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