収入0.8%の減、支出は3.0%の増 2023年の政治資金収支報告書
青森県選挙管理委員会は27日、県内の政治団体の2023年分の政治資金収支報告書を公表した。前年からの繰り越し分を除いた収入総額は10億3916万円、前年に比べて0・8%の減少。支出総額は10億9767万円で、3・0%増加した。
政党別の収入では、自民党が2億6894万円で最多だったが、前年比では27・0%減った。個人や政治団体からの寄付収入が、前年に比べて7・7%増の5703万円だった一方、党本部からの交付金が52・8%減の8712万円だったことが影響した。
次いで多かったのは共産党で、10・8%減の1億9468万円。立憲民主党は36・8%減の5621万円。公明党は32・8%増の4075万円。参政党は23・4%減の302万円。社民党は23・7%増の250万円。国民民主党は212万円だった。
政党支部を除く政治団体で、収入が最も多かったのは「宮下宗一郎後援会」で3568万円。次いで「青森県医師連盟」の1991万円だった。国会議員関係の政治団体(政党支部を除く)では、「木村次郎後援会連合会」が1422万円で最多だった。
政治資金パーティーは12団体が14回開き、前年(10団体が13回)より多かった。収入も2・0%増え、1億5253万円だった。
収入が1千万円以上のパーティーを開いたのは4団体あり、自民党県連が3782万円、この年の知事選で初当選した宮下宗一郎氏の「あおもり照隅会」が2932万円などだった。
収支報告書の提出義務がある政治団体は、政党支部や業界団体など943団体で、前年より57団体増えた。提出率は94・5%。収支報告書は県選管のホームページで閲覧できる。
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青森:朝日新聞デジタル 2024-11-28 [
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