団地SC利用促進へ 福島市に中間案 蓬莱未来デザイン研究会 暮らしの相談に重点
高度経済成長期に整備された福島市の蓬萊団地の持続可能性を探る市民組織「蓬莱未来デザイン研究会」は、団地の中心施設の一つ「蓬莱ショッピングセンター(SC)」の今後の役割や利用促進に向けた中間まとめを市に提出した。内容を踏まえ、蓬莱SCは2025(令和7)年度にも、SC内に「住まいと暮らしに関する相談窓口」を設置する方向で検討している。
中間まとめは7月から計4回開いた会合、住民や町内会長らへの調査結果などを踏まえて作成した。
「住まいと暮らしに関する相談窓口」と地域の不動産・リフォーム業者、終活・保険業者などと連携した形を想定している。若者から高齢者まで幅広い世代からの相談に対応できる体制を構築する。
地域のにぎわい創出の場となる蓬莱SCの役割を踏まえ、地域住民を交えた地域連携会議の設置を提案した。地域や蓬莱SCに対する住民の関心を高める機会を目指す。
中間まとめは、共に研究会発起人の福島大行政政策学類の今西一男教授、蓬莱SCの鈴木精一社長が市蓬萊支所で市側に提出した。
福島民報 2025-01-05 [
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