学校への思い、誕生のいきさつ紹介「あおもりの校歌」展 近代文学館
校歌が誕生したいきさつや、学校に寄せた作詞家の思いを紹介する企画展「あおもりの校歌」が、青森市の青森県近代文学館で開かれている。3月23日まで。
会場では著名な作家らが作詞を手がけた、県内約60校の校歌が紹介されている。
注目作品の一つは、歌人で劇作家の寺山修司が作詞した、今年度で閉校となる三沢市立三川目小学校の校歌。自筆の原稿が展示され、「こゝろはみどり」「希望 と空に 書いてきた」と、優しい筆致でつづられている。
三川目小に寄せた原稿には「できるだけ、親しみやすいうたを作るようにこゝろがけました」「みなさんが、㐂(よろこ)んでうたって下さることを念(おも)いながら」と記してある。寺山は弘前市生まれだが、小中学生のころに三沢市で暮らした時期があり、学校への思い入れもひとしおだったのかもしれない。
会場では他にも、故郷の八戸市の学校のために作詞した作家の三浦哲郎をはじめ、佐藤春夫、サトウハチロー、谷川俊太郎ら、名だたる作家や詩人など約30人の作品が並ぶ。校歌を試聴できるコーナーもあり、目と耳で母校を懐かしむことができる。
入館は無料で、開館は午前9時~午後5時。休館日は8日、23日、2月27日、3月12日。問い合わせは県近代文学館(017・739・2575)へ。
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青森:朝日新聞デジタル 2025-01-04 [
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