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Wikipedia青年日本の歌
青年日本の歌(せいねんにほんのうた)または昭和維新の歌(しょうわいしんのうた)は、1930年に創作された日本の歌曲。作者は大日本帝国海軍中尉で、後の五・一五事件に関与した三上卓である。歌詞中の詩句の多くは土井晩翠と大川周明の著作から剽窃、無断引用されている。
https://www.youtube.com/watch?v=ti8rjVtWIX8
https://www.youtube.com/watch?v=J22KEJdNZJ4汨羅の淵に波騒ぎ
巫山の雲は乱れ飛ぶ
混濁の世に我立てば
義憤に燃えて血潮湧く
権門上に傲れども
国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども
社稷を思う心なし
ああ人栄え国亡ぶ
盲たる民世に躍る
治乱興亡夢に似て
世は一局の碁なりけり
昭和維新の春の空
正義に結ぶ丈夫が
胸裡百万兵足りて
散るや万朶の桜花
古びし死骸乗り越えて
雲漂揺の身は一つ
国を憂いて立つからは
丈夫のうたなからめや
天の怒りか地の声か
そもただならぬ響きあり
民永劫の眠りより
醒めよ日本の朝ぼらけ
見よ九天の雲は垂れ
四海の水は雄叫びて
革新の機到りぬと
吹くや日本の夕嵐
あゝうらぶれし天地の
迷いの道を人はゆく
栄華を誇る塵の世に
誰が高楼の眺めぞや
功名何ぞ夢の跡
消えざるものはただ誠
人生意気に感じては
成否を誰かあげつらう
やめよ離騒の一悲曲
悲歌慷慨の日は去りぬ
われらが剣今こそは
廓清の血に躍るかな
※歌詞冒頭の「汨羅」は、屈原が国を憂いて投身した汨羅江であり、これに続く「巫山の雲」とは、一般に男女の契り、すなわち性行為を表す慣用句である。